大地のうどんの魅力とは?福岡の名店で味わうこだわりの絶品うどん

ごはん

「福岡で一番うまいうどんはどこ?」
そんな問いに、地元の人たちが口をそろえて挙げるのが「大地のうどん」。特に名物の“ごぼう天うどん”は、インパクトある見た目と唯一無二の食感で、多くのファンを魅了しています。
今回僕は、福岡市西区にある「大地のうどん 本店」を訪れ、その噂の一杯を実際に味わってきました。

大地のうどんとは?

透明感のあるモチモチ食感の麺と、器からはみ出すほど巨大な“ごぼう天”が看板メニューの「大地のうどん」。そのユニークなビジュアルと確かな味で、開店前から行列ができることも珍しくない人気店です。

テレビや雑誌、SNSでもたびたび紹介されるこのお店は、福岡を中心に全9店舗を展開。観光客はもちろん、地元の常連さんも多く通う「福岡うどん文化」の代表格といえる存在です。

豊前裏打ち会とは?

「大地のうどん」を語るには、まずそのルーツである「豊前裏打会(ぶぜんうらうちかい)」について触れなければなりません。

豊前裏打会は、北九州市にある名店「津田屋官兵衛(つだやかんべえ)」を源流とするうどん職人グループ。独自の製麺技術で打たれた、細めで透明感のあるツルツルのうどんが特徴です。

そのうどんの完成度の高さから、福岡県内外にファンが多く、裏打会の看板を掲げるお店はどこもレベルが高いことで知られています。

大地のうどんの名物!ごぼう天うどんを食べてみた感想

今回は肉をトッピング

運ばれてきた肉ごぼう天うどんを見て、思わず「おおっ」と声が出そうになりました。どんぶりの上をびっしりと覆う巨大なごぼう天。噂には聞いていましたが、これは本当にすごい迫力です。

「どこから食べればいいんだ…?」としばし固まる僕。まるで難攻不落の城を前にした気分です。真ん中にぽっかり空いた穴は、まさに“台風の目”。そこをめがけて、ごぼう天をスープにじわっと沈めてみました。

ごぼうは薄くスライスされていて、衣はサクサク。見た目のボリュームに反して、とても食べやすくて美味しい!甘く煮たお肉もうどんによく合っていて、これもまた絶品です。

こだわり抜いた半透明の麺!コシのある細麺を楽しむ

そして何と言っても、この店のうどんで特筆すべきはやっぱり“麺”。

福岡でよく見かける柔らかめのうどんとは違い、かといって讃岐うどんのような太くてガッシリ系でもない。でも「大地のうどん」の麺は、そのどちらとも違う絶妙なバランスを持っています。

まず目を引くのは、ほんのり半透明の美しい細麺。見た目からすでにただ者ではありません。一口すすれば、しっかりとしたコシと弾力。喉越しもよく、ツルツルと口に運ぶのが気持ちいい。

この“歯ごたえのある細麺”こそ、「豊前裏打会」ならではの特徴。だしとの相性も抜群で、気づけば夢中で啜っていました。うん、これはクセになる。

金色の出汁が染みわたる。最後の一滴まで美味しいスープ


ごぼう天をつまみながら、うどんをすすっていくと、だんだんとスープの姿が見えてきます。器の底から顔を出したのは、金色に輝く美しい出汁。

味付けはシンプルで、一味も控えめ。そのぶん、出汁本来の旨みがじんわりと広がって、体に染みわたるような感覚になります。

最初はあっさりめに感じるけど、食べ進めるうちにごぼう天の衣が溶け出して、コクがどんどん増していく。最後の一口まで飽きが来ず、気づけばスープを一滴残らず飲み干していました。

いやぁ、美味しかった。

アクセス情報・子連れでも大丈夫?

「大地のうどん 西店」があるのは、福岡市西区・上山門という住宅街の中。周囲は静かですが、お店の黄色い外観がとても目立つので、近くまで行けばすぐに見つかるはずです。

住所はこちら【所在地: 〒819-0054 福岡県福岡市西区上山門2丁目1−18】

駐車場は4台分のみで、やや狭め。車で行く場合は、満車のタイミングに当たると少し待つことになるかもしれません。

さらに、店内は食券制なのですが、これが混雑時には少々ネックに。ピークタイムには、店員さんも食券の順番を把握しきれていない場面があり、入店から着席までに思った以上に時間がかかることもあります。

店内はテーブル席に加えて座敷席もあるので、子連れでも利用は可能。ただし全体的にスペースはコンパクトなので、ベビーカーの使用や小さなお子さん連れの場合は少し注意が必要です。

僕が訪れたのは平日のお昼でしたが、開店と同時に次々とお客さんが来店し、あっという間に満席に。特にランチタイムは混雑必至なので、時間をずらして行くのが安心です。

まとめ:うどん好きなら一度は行くべき福岡の名店

福岡市西区の住宅街にひっそりと佇む「大地のうどん 西店」は、見た目も味もインパクト大なごぼう天うどんが名物の大人気店。
透明感のある細麺と、サクサクのごぼう天、そしてじんわり染みる金色の出汁——そのどれもがハイレベルで、まさに“うどんの完成形”とも言える一杯でした。

混雑や駐車場の狭さといったハードルはあるものの、それでも「また食べたい」と思わせる力があるのが、このお店のすごいところ。うどん好きの方はもちろん、「いつもとちょっと違ううどんを味わってみたい」という人にも強くおすすめしたい一軒です。

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